BREIZH CAFE:サン・マロで本場のガレットを食べられる場所

 

LE COMPTOIR BREIZH CAFÉ

住所 : 6 Rue de l'Orme, 35400 Saint-Malo

アクセス:駅から徒歩20分(街の中心部)

営業時間 : 水~日 12:00-14:30, 19:00-22:30

価格帯 : 25-30ユーロ

 

HISTORY&ATOMOSPHERE

ブルターニュ名物のそば粉で作られたガレットは、サン・マロにくれば必ず食べたいメニューです。BREIZH CAFEは、実はこのレストランの一件目は東京の神楽坂。Bertrand Larcherとその妻が東京に住んでいた際に、商店街の良さに影響を受けて第一店舗目をオープンしました。日本ではル・ブルターニュ(Le Bretagne)という名前で、とても人気のクレーペリーです。店内は日本とブルターニュの文化が混じった雰囲気です。

 

 

Galette

ガレットは絶妙な焼き加減が必要です。中はもちもちとしているんだけれども外はカリッと仕上げる。そば粉の質、材料のバランス、クレピエから引き上げる時間、全てが揃って美味しいガレットになります。

 

 

SEASONAL MENU

BREIZH CAFEはその人気からどんどん海外へも広がり、今や14店舗へと拡大しましたが、素敵なポイントは、一つ一つのレストランに個性があり、メニューが違うこと。季節ごとにメニューを変えることはもちろん、店舗ごとのオリジナルメニューがあります。サン・マロのCRÊPERIE LE COMPTOIR BREIZH CAFÉではこの生ハムを挟んだガレットを頂きました。日本人が食べやすいようにお寿司のような一口サイズに仕上げられているのも嬉しいポイントです。また、ガレットはよくブルターニュ特産のリンゴの発泡酒シードルと一緒に食べられますが、その適度な酸味がガレットとマリアージュ(marriage)することでよりガレットが美味しくなるので是非一緒に頼んでくださいね。

 

ラ・メゾン・ドゥ・サラザン(LA MAISON DU SARRASIN)

こちらもBertrand Larcherのお気に入りをたっぷり詰め込んだ、ブレーズカフェ系列のお店で。上質なそば粉を材料に使用したキャラメルやケーキなどのお菓子、小麦粉、サイダー、はちみつなど様々なものが揃っています。レストランと同じ通りですぐ近くです。

住所:10, rue de l'Orme 35400 Saint-Malo

アクセス : ブレーズ・カフェと同じ通り

営業時間 : 月‐日 10:00‐18:00

 

蕎麦粉を使った製品がこんなにもたくさんの種類で手に入るのはこのお店くらいです。ブルターニュにせっかく来たのであれば是非蕎麦粉(sarrasin)を使ったお土産を買って帰りたいところ。日本人のスタッフの方が丁寧に説明をしてくれます。こちらの蜂蜜も蕎麦の花から採れた蜂蜜で、茶色みのある色が特徴です。普通の蜂蜜と違って栄養価が高く、深みのある味なので料理などに使うと美味しいです。その他にも蕎麦粉でできたパスタなどもありますが、蕎麦粉はグルテンがなく、パスタなどにするのは難しいと言われています。

 

また、ブレーズ・カフェはサンマロにて2011年よりクレープの調理専門学校を経営しています。600平米ある広さの学校で、一階には80席のレストラン、調理器具などを備え付けたキッチン、そしてクレープ作りに必要な材料やキッチン用具などの専門店があります。2018年11月5日よりリニューアルオープンする アトリエ・ド・ラ・クレープ(Atelier de la crêpe)は、プロフェッショナルを年に50人~100人養成しています。3時間ほどのワークショップなども気軽に参加できるのでガレットファンの方は是非お立ち寄りください。


住所 : 25 quai Duguay-Trouin 35400 Saint-Malo

アクセス : 駅から歩いて15分、市内中心部から歩いて5分

営業時間 : 専門学校は月‐金, ワークショップなど一般向けの開放は週末

Website : https://www.ateliercrepe.com/

 

ブレーズカフェのキーワードはこのそば粉にあります。栄養価が豊富で低カロリーなそば粉は、そのヘーゼルナッツのような香ばしさ、少しの苦さといった絶妙なバランスを持ち、ブルターニュの料理の基本となる材料です。ブレーズカフェでは厳選された材料を使用し、ミシュランも獲得しています。ブルターニュに遊びに来たら、是非本場のガレットの味を試してくださいね。

 

フランスとはいえど、ブルターニュでは自分たちのことをブルトン人と認識しているように、パリとはまた異なる文化圏だと言えます。文化だけでなく、気候や食べ物も異なります。ブルターニュならではの、本物の味を是非食べて行ってくださいね。

 


原文・撮影:Leona Fujii