
パリの中心に位置するオペラ地区(Quartier de l’Opéra)は、この街の魅力を象徴するエレガンスと歴史、そして映画のような華やかさにあふれたエリアです。
壮麗な大通りの先には世界的ブランドが立ち並び、繊細な装飾が施されたファサードの裏には、地元の人々が集う温かなカフェ。芸術とファッションが絶えず交差するこの街並みを歩けば、誰もが思い描く“映画の中のパリ”に出会うことができます。
また、オペラ地区は多国籍な雰囲気も特徴のひとつ。世界中から訪れる旅行者にとっても心地よい安心感があり、文化が自然に溶け合う洗練された街です。
本記事では、そんなオペラ地区で散策・ショッピング・グルメを通して、パリの魅力を存分に感じられるおすすめスポットをご紹介します。

オペラ地区には見どころが数多く点在しており、気の向くままに歩くだけでも十分に楽しめるエリアです。
限られた時間で効率よく回りたい方のために、1日でパリらしさを満喫できる理想のルートをご紹介します。
[1] オペラ駅(Métro Opéra)
まずはメトロ「オペラ駅」からスタート。出口を出た瞬間、目の前に現れる壮麗なオペラ座(Opéra Garnier)の姿に思わず息をのむはず。この瞬間から、エレガントな1日の始まりです。
[2] オペラ座(Opéra Garnier)
建築と芸術の粋を集めた、パリを代表する歴史的建造物。
内部見学はもちろん、朝の時間に訪れるなら、向かいのカフェ・ド・ラ・ペ(Café de la Paix)で贅沢な朝食を味わうのもおすすめです。
[3] マティ(Maty)
フランスを代表するジュエリー&時計ブランド。幅広い価格帯のアイテムが揃い、自分へのご褒美や大切な人へのギフトにもぴったり。伝統とモダンが調和したデザインが魅力です。
[4] ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)
オペラ座のすぐ裏手にある、19世紀の華やかなパリを象徴するデパート。世界中のブランドが揃い、ファッション好きには欠かせないスポットです。
[5] ヴァンドーム広場(Place Vendôme)
歴史と高級感が漂うフランスの象徴的な広場。周囲にはカルティエやディオールなどの高級ブランド、そしてリッツ・パリのような格式高いホテルが並び、フランス王朝の栄華を感じられます。
[6] サヌキヤ(Sanukiya)
お昼は“パリの日本人街”と呼ばれるエリアで一息。人気のうどん専門店「サヌキヤ」では、コシのあるうどんとサクサクの天ぷらが評判。旅の途中にほっとできる味です。
[7] サントノレ通り(Rue Saint-Honoré)
食後の散策にぴったりのエリア。高級ブランドやセレクトショップが並ぶ通りで、陶器ブランドアスティエ・ド・ヴィラット(Astier de Villatte)のショップも見逃せません。
[8] パレ・ロワイヤル(Palais Royal)
チュイルリー庭園を抜けると見えてくる、フォトジェニックな名所。白と黒のストライプの円柱が並ぶ中庭「デュ・ビュレンの列柱」は、SNS映え間違いなしの撮影スポットです。
[9] トモ(Tomo)
デザートタイムには、再び日本人街へ。和とフレンチを融合させたどら焼きケーキが人気のカフェ「トモ」で、一日の締めくくりに甘いひとときを。
[10] ギャラリー・ヴィヴィエンヌ(Galerie Vivienne)
最後は、パリの歴史を感じる美しいアーケード街で締めくくりましょう。モザイクの床とアーチ型の天井が続く空間に、ブックショップやカフェ、雑貨店が並ぶギャラリー・ヴィヴィエンヌ。思わず時間を忘れて歩きたくなる、ロマンチックなスポットです。
このルートを辿れば、建築・芸術・グルメ・ショッピングのすべてを1日でバランスよく楽しむことができます。

華やかで歴史深いオペラ地区は、フランス文化の中心として発展してきたエリア。壮麗な建築や芸術に触れながら、“フランスの美意識”を五感で感じられるスポットが点在しています。

オペラ地区といえば、まず思い浮かぶのがこの建物。1875年に建築家シャルル・ガルニエがナポレオン3世の命により完成させた、パリを象徴する傑作です。現在もクラシックコンサートやバレエ公演が行われていますが、その壮麗な建築美を眺めるだけでも十分に訪れる価値があります。内部は豪華絢爛なボザール様式で設計され、大階段やきらめくシャンデリア、そしてマルク・シャガールによる天井画など、まるで映画のワンシーンのような光景が広がります。昼間の見学ツアーはもちろん、夜間ツアーや特別イベント時の訪問もおすすめ。その時々で異なる表情を見せるオペラ・ガルニエは、何度訪れても新しい発見があります。
住所:Place de l’Opéra, 75009 Paris
アクセス:メトロ3・7・8号線「Opéra」駅/RER A線「Auber」駅
営業時間:毎日10:00〜17:00(夏季は10:00〜18:30)
入場料:大人15€、12〜25歳10€、12歳未満は無料
※12月25日・1月1日・5月1日は休館

パリで最もフォトジェニックなスポットのひとつとして知られるパレ・ロワイヤル(Palais Royal)。かつて王族の邸宅として建てられた歴史的建造物で、
現在は中庭にある現代アート作品「デュ・ビュレンの円柱(Les Colonnes de Buren)」で有名です。
アーティスト、ダニエル・ビュレン(Daniel Buren)によって手掛けられたこの作品は、高さの異なる白と黒のストライプの円柱260本が整然と並び、モダンでリズミカルな光景を生み出しています。
クラシックな建築と現代アートが融合したこの空間は、まさに“パリらしいエレガンスと遊び心”の象徴。SNS映えするおしゃれな写真を撮るのにもぴったりのスポットです。
住所:8 rue de Montpensier, 75001 Paris
アクセス:メトロ1・7号線「Palais Royal – Musée du Louvre」駅

広場中央に立つオベリスクが目を引くヴァンドーム広場。この広場は1720年ごろルイ14世によって建てられ、彼の銅像が中央に建っていました。しかし、フランス革命時にルイ14世像は取り壊され、のちにナポレオン・ボナパルトの勝利を掲げてナポレオンの銅像がオベリスクの上に置かれました。現在では、カルティエ、シャネル、ディオール、ショーメ、ピアジェ、ルイ・ヴィトンなどのハイブランドのブティックやリッツ・パリのような一流ホテルが立ち並び、パリで一番ラグジュアリーな場所として知られています。リッツ・パリは、昔ココ・シャネルやヘミングウェイも滞在したと言われる歴史的な5つ星ホテル。ちょっとエントランスや中庭を見て回るだけでもブルジョワな雰囲気を感じられます。
アクセス: メトロ3, 7, 8番線 Opéra駅
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オペラ・ガルニエのすぐ隣にはフラゴナール香水博物館があります。世界中で有名な香水の都、南仏グラースで生まれた老舗フランス香水ブランドのフラゴナール。この博物館では、そんな歴史るブランドだからこその、香水にまつわる深い歴史や文化を学ぶことができます。博物館を見学した後は、南仏のラベンダーを使ったフレグランスや、本場フランスの香水を併設ブティックで自分用やお土産用にゲットするのもおすすめ。博物館見学無料&ブティックでのお買い物10%オフになる特別クーポンのダウンロードもお忘れなく !ワークショップのクーポンはこちらから。
フラゴナール香水博物館
住所: 3-5, Square de l'Opéra Louis Jouvet, 75009 Paris
営業時間: 月- 土 9:00-18:00
アクセス: メトロ3, 7, 8番線 Opéra駅

もしゆっくり時間があるのであれば、オペラ地区の南の方まで足を伸ばしてみるのがおすすめ。サントノーレ通りのすぐ向こう側にはパリジャン&パリジェンヌ憩いの場のチュイルリー公園があります。噴水を見ながらベンチでまったりするも良いし、特にクリスマスシーズンにはパリで最大規模のクリスマスマーケットが開かれるので、ホッとワイン片手に散歩してみるのもおすすめの過ごし方。チュイルリー公園内にあるオランジュリー美術館や近くのルーブル美術館もパリ観光では欠かせない必見スポットです。写真好きの方ならオランジュリー美術館と対の場所にあるジュ・ド・ポーム美術館がぴったり。

ファッション大国フランスでは買い物もマスト。オペラ地区では、安くてお手頃なものから高級ブランドまでなんでも揃います。大きなデパートや、小さな小道にある古いお店やユニークなコンセプトストアなど、オペラ地区だけで欲しいものを全て見つけることができます。デパートなどでは免税が適用されることもあるので、お見逃しなく!

フランスを代表するジュエリー&ウォッチブランドMaty(マティ)は、「ラグジュアリーをもっと身近に」という理念のもと、フランス・ブザンソンにある自社工房ですべての製品をフランス製として生み出しています。オペラ・ガルニエのすぐそばに位置するブティックは、上質な接客と温かみのある雰囲気が魅力。スタッフが一人ひとりに寄り添い、記念日やギフト、自分へのご褒美にぴったりのジュエリーを提案してくれます。

Matyが他の高級ジュエリーブランドと異なるのは、あらゆる予算に合わせた“インクルーシブなデザイン哲学”。手頃な価格のスタイリッシュなジュエリーから、本格的な時計、そしてラグジュアリーな一点ものまで、あらゆるライフスタイルやシーンに寄り添うコレクションが揃います。
さらに、フランスの有名リユース企業Cresus(クレズュス)とのコラボレーションにより、エルメス、ロレックス、カルティエなど世界的メゾンの希少なヴィンテージ品も取り扱い。
一点ものの出会いを楽しみたい方にもおすすめです。

マティ(Maty)
住所:4 Place de l’Opéra, 75002 Paris
営業時間:毎日10:00〜19:30
アクセス:メトロ3・7・8号線「Opéra」駅(出口1:Place de l’Opéra)
O’bon Paris限定クーポンや特典もお見逃しなく。

パリを代表するショッピングスポットといえば、ギャラリー・ラファイエット・オスマン本店(Galeries Lafayette Haussmann)。
オペラ・ガルニエのすぐ裏に位置し、19世紀のパリの華やかさをそのまま感じられる名門デパートです。
館内は3つの建物で構成されており、
• ラ・クーポール(La Coupole):メイン館。吹き抜けのドーム天井が象徴的。
• オム(Homme):メンズファッション専門館。
• ラ・メゾン&ル・グルメ(La Maison & Le Gourmet):インテリア・雑貨・グルメ館。
ファッション、ワイン、フランスの食材やお菓子など、3,500以上のブランドが並ぶ圧倒的な品揃えはまさに“パリの百貨店の殿堂”。お土産選びにも、自分へのご褒美探しにもぴったりです。
また、O’bon Parisのクーポンをダウンロードすれば、お得な特典や割引を受けることも可能。
さらに、マカロン作りやワインテイスティング、ファッションショーなど、フランス文化を体験できるアクティビティの予約時には、割引コード「GLOBONPARIS」を入力すると特別割引が適用されます。
ぜひこの機会をお見逃しなく。

住所(ラ・クーポール/オム館):40 Boulevard Haussmann, 75009 Paris
アクセス:
メトロ7・9号線「Chaussée d’Antin-La Fayette」駅
メトロ3・7・8号線「Opéra」駅
メトロ12号線「Trinité」駅
RER A「Auber」駅/RER E「Haussmann-St Lazare」駅
営業時間:月〜土 9:30〜20:30/日曜 11:00〜20:00
(1月1日、5月1日、12月25日は休館)
ラ・メゾン&ル・グルメ館
住所:35 Boulevard Haussmann, 75009 Paris
営業時間:月〜土 8:30〜21:30/日曜 11:00〜20:00
(1月1日、5月1日、12月25日は休館)
美しいドームの下で、ファッションと美食のすべてを堪能できる場所。パリでのショッピング体験を彩る、必訪のデパートです。

エレガントなオスマン建築が並ぶサントノレ通りは、パリの中でも特に洗練された雰囲気を持つショッピングストリート。ディオール、バレンシアガ、サンローランといった高級メゾンのブティックが立ち並び、
ファッションラバーにはたまらないエリアです。また、通りにはル ラボ(Le Labo)やディプティック(Diptyque)などフランス香水文化を代表するパフュームショップも点在。香りの世界を楽しみながら、上質なアイテムを探す時間は格別です。
中でも訪れる価値があるのが、白い陶器で知られるパリの陶器ブランドアスティエ・ド・ヴィラット(Astier de Villatte)。熟練の職人がひとつひとつ手作業で仕上げる繊細なテーブルウェアは、
その独特の質感と温かみのあるデザインで世界中のファンを魅了しています。一度手にすれば、きっとその世界観に惹き込まれるはず。
ショッピングの合間には、老舗カフェVerlet(ヴェルレ)でコーヒーを味わいながらひと休みを。香ばしい香りが漂う店内は、サントノレ通りの中心で静かに過ごすのにぴったりの場所です。
Astier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)
住所:173 Rue Saint-Honoré, 75001 Paris
アクセス:メトロ7・14号線「Pyramides(ピラミッド)」駅
営業時間:毎日 11:00〜19:30

パリで少し特別な時間を過ごしたいなら、ぜひ訪れてほしいのが美しいアーケード(パッサージュ)。
ガラス屋根の下に優雅なモザイク床が続くこれらの通りは、まるで映画『ミッドナイト・イン・パリ』のように19世紀の「パリ黄金時代」へとタイムスリップしたかのような気分にさせてくれます。

その中でも特に美しいと称えられるのが、ギャルリー・ヴィヴィエンヌ(Galerie Vivienne)。パレ・ロワイヤルのすぐ隣に位置し、色彩豊かな床のタイルと繊細なアーチ型天井が訪れる人を魅了します。館内には、カフェやバー、文具店、アクセサリーブティック、古書店など、個性豊かなショップが並び、どこを歩いてもパリらしい趣にあふれています。オリジナリティ溢れる商品と温かみのある空間が、この場所を特別な思い出にしてくれるでしょう。
また、香り好きの方にはMAD ET LEN(マド エ レン)がおすすめ。自然素材のポプリやホームフレグランスが揃う人気パフューマリーで、特別なギフト探しにもぴったりです。
アクセス:メトロ3号線「Bourse」駅/1・7号線「Palais Royal – Musée du Louvre」駅

ほかのおすすめパッサージュ
パリにはヴィヴィエンヌのほかにも、歴史あるパッサージュが数多く残っています。
それぞれ異なる個性を持ち、職人技やアートの香り漂う特別なアイテムに出会えます。
パッサージュ・ジュフロワ(Passage Jouffroy)
お土産ショップ「Paris est toujours Paris」では、ジアン(Gien)のテーブルウェア、サン・ジェームスのボーダーTシャツ、ロレール(Laulhère)のベレー帽など、“メイド・イン・フランス”の逸品が揃います。すぐ近くの「La Maison du Roy」では、クラシカルな雰囲気のインテリア雑貨も。
パッサージュ・ヴェルドー(Passage de Verdeau)
刺繍専門店「Le Bonheur des Dames」では、繊細なハンドクラフト作品が並び、手仕事の美しさを感じられます。
これらのパッサージュを巡る時間は、まるで“パリの手仕事文化”をめぐる小さな旅。お気に入りの一品とともに、あなただけの思い出を持ち帰ってみてください。
Paris est toujours Paris(パリ・エ・トゥジュール・パリ)
住所:47 Passage Jouffroy, 75009 Paris
アクセス:メトロ8号線「Grands Boulevards」駅
営業時間:毎日 10:00〜19:00
O’bon Paris限定のお得な割引クーポンも配布中です。パリ土産を探す際は、ぜひダウンロードしてご利用ください。

オペラ地区は、ピラミッド駅周辺に多くのアジア料理店が集まっていることから、
「日本人街(ジャパニーズ・カルティエ・日本地区)」とも呼ばれています。
その一方で、伝統的なフレンチレストランも軒を連ね、和と洋のグルメが共存するパリでも珍しいエリアです。
フランス料理をしっかり味わいたいときも、旅の途中で少しアジアの味が恋しくなったときも、オペラ地区ならその日の気分に合わせて食のスタイルを選べます。
それでは、カテゴリー別におすすめのレストランをご紹介します。

フランスで中国人経営ではなく、ハズレのない本物の美味しい日本食を見つけるには、ラーメン、そば、うどんなどの麺類のお店を選ぶのが一番簡単な方法。外にあるメニューが全て日本の麺類が書かれていたら日本人オーナーのお店である確率が高いと言えます。日本の麺類といっても沢山ありますが、まずはラーメン店から見ていきましょう。オペラ地区で本格的な日本のラーメンが食べたい方にはこってりラーメンなりたけがおすすめ。千葉発祥のこのお店は、リッチで濃厚な味噌ラーメンか醤油ラーメンが選べます。スープが結構塩がきいているので、ラーメン一緒に無料の調整スープを頼んで、自分好みの味に調整しましょう。もう一つは博多ちょうてん。ここは博多の豚骨ラーメンが食べられるお店。クリーミーな豚骨スープに辛味噌を追加したラーメンや一口サイズの博多風餃子もパリッと焼けてて絶品です。この二つのお店では日本語で対応してくれるので安心です。
もっとあっさりめのラーメンや、ユニークな変り種ラーメンがお好みの方にはこだわりラーメンがぴったり。このお店はフランス人オーナーのおみせで、鶏ベースや魚介ベースのあっさりとしたラーメンが特徴的。日本らしいインテリアも必見です。

パリ旅行中に、体調がすぐれない、日本のお出汁で癒されたい、という方にはうどんやそばのお店が心強い味方に。上の写真は本格讃岐うどんが食べられる、さぬきや。ここはアジア人だけでなく地元パリの人々からも愛されているお店で、ランチ時にはいつもお店の前に行列ができています。ただ、回転が速いのでそれほど待たずに店内に入ることができます。しっかりとしていながらも優しいお出汁と、歯ごたえのあるもっちりした麺が絶品。お昼にはランチセットもあり、好きなうどん、唐揚げ、炊き込みご飯、ドリンクが含まれています。うどんのおすすめはやっぱり天ぷらうどん。パリではあまり見られない大きなエビや魚がサクッと揚げられてうどんに載っています。うどんだと他にも、国虎屋、十兵など、そばはAbri Sobaがおすすめです。どのお店も美味しくて選ぶのに苦労するほど。

パリ観光中にちょっぴり小腹が空いたという場合にも選べるオプションが沢山。上の写真は日本茶サロンの朋(Tomo)。ここは上質な日本茶、お抹茶が楽しめるカフェで、器もインテリアも素敵。特に次回のどら焼きが人気で、日本の伝統的でベーシックなものから、季節のフルーツやクリームを合わせたフランスと日本のフュージョン料理とも言えるどら焼きスイーツも見逃せません。本物の味と素敵な空間で過ごす静かな時は、自分の家に帰ってきたかのように心を落ち着かせてくれます。
他にもタピオカティーのThe Alley、日本のお惣菜パンのパン屋あき(Aki Boulangerie)、おにぎり屋さんのおむすび権兵衛(Omusubi Gonbei)などもおすすめアドレスです。

フランスに来たなら絶対フランンス料理が食べたいという方には、Le Bouillon ChartierとPascadeがおすすめ。Le Bouillon Chartierではエスカルゴ、ビーフタルタル、ステーキなどTHEフランスな料理を、これまたTHEフランスなキラキラとしたフランス風の店内で楽しむことができます。料理もワインも美味しく、値段も安いので文句なしです ! ただし、予約は受け付けておらず、ディナー時は長い行列ができるので早めにお店に着いておくのがマストです。
もう一方のPascadeはミシュラン2つ星を獲得したシェフのお店。お店の名前の通り、このレストランの見所はパスカード(Pascade)と呼ばれるフランス中南部名物の小麦粉と卵で作った厚めのふわっとしたクレープのようなもの。ボウル型をしていて、このパスカードに料理を載せて運ばれてきます。パリで今話題のお店、フレンチのシェフの情熱感じる味を堪能するならPascadeがぴったり。

オペラ地区にはカフェも数多く点在していて、もちろんフランスの老舗カフェも見逃せないポイント。オペラ・ガルニエ近くのカフェ・ド・ラ・ペ(Café de la Paix)はパリを代表する歴史ある老舗カフェの一つ。宮殿のように美しい店内で優雅なコーヒータイムを過ごすことができます。他にもカフェヴェルレ(Café Verlet)、カフェ・キツネ(Café Kitsuné Palais Royal)、テレスコープ・カフェ(Télescope Café)などもおすすめ。本物のパリのエスプリが感じられます。中でもおすすめはヴィオレッタ・エ・アルフレド(Violetta et Alfredo)。ここはロマンティックなティーサロンで、オペラ座の雰囲気をそのまま持ってきたような美しいお店。それもそのはず、オーナーが大のオペラ好きでオペラをテーマに作られたカフェなのです。数え切れないほどの紅茶のセレクションに、自家製ケーキ、ボリューム満点のフレンチ-スパニッシュ風ブランチが人気です。ティータイムセットでは上の写真のようにサンドイッチと好きなケーキ、クッキーなどが3段のアフタヌーンティースタンドに載って運ばれてきます。O'bon Parisのクーポンで、ブランチセット2つ注文でオーガニックティー50g、ティーセット、ランチ、ディナーのいずれかを2人分注文で10%オフになります。
Violetta et Alfredo
住所: 30 Rue de Trevise, 75009, Paris
アクセス: メトロ7 Cadet駅 / 8, 9番線 Grands Boulevards駅
営業時間: 水-土 10:00-21:00 / 日 11:00-19:00 (月火定休)

オペラ地区は、パリの他の地域に比べて比較的治安が落ち着いた場所ですが、特にオペラ・ガルニエ裏のデパート近くではスリが多発しています。買い物客で込み合う場所なので、しっかりと貴重品や携帯電話はバッグにいれ、ちゃんとファスナーを閉め、自分の体の前で抑えるようにして持ちましょう。また、もしもサインを頼んでくる人がいたら、絶対に無視しましょう。サインの紙で自分のバッグを隠し、そこから物を盗んだり、サインした後にお金を要求してきます。
Words by Yuka
Photographs by Jieun Yoo and Yuka
Drawings by Fangfang