パッサージュとは、アーチ状のガラス屋根に覆われた歩行者専用の通路で、その両脇にお店が並ぶ場所。18世紀後半に最初のパッサージュが現れたのち、19世紀の復古王政時代にその多くが建設されました。最盛期にはパリ市内におよそ150ものパッサージュがあったそうですが、オスマンの都市計画や百貨店の登場によって衰退し、現存するのはおよそ30弱。
その中でも、1836年につくられたパッサージュ・ジュフロワ(Passage Jouffroy)は、蝋人形館のミュゼ・グレヴァン(Musée Grévin)やパリで最も古いホテルのひとつ、ホテル・ショパン(Hôtel Chopin)などを擁する見どころの多いパッサージュなんですよ。
今回は、この中に位置するお土産ショップ、Paris est toujours Parisをご紹介したいと思います。
「パリはいつもパリ」という意味のこちらのお土産ショップ。中に入ると、所せましと並んだお土産が目に入ってきます。パリのお土産は山ほどあれど、その中でも特に人気のあるもの、そして、ハンドメイドのものやフランス製の商品を優先的に選んで販売するようにしているのだそう。
お店を入って左側にずらりと並ぶのは、フランスを象徴するアイテムのひとつ、ベレー帽。多くのお土産ショップで見かけるベレー帽と違い、こちらのお店が取り扱うのは職人の手でつくられる、伝統あるベレー帽ブランド、ロレール(LAULHÈRE)のもの。写真左手では製造過程の映像が流れており、どのようにこれらのベレー帽が作られているのかを見ることができます。カラーバリエーションも豊富です。
ベレー帽を素敵に被りこなしている店員さん。色々な被り方や、サイズ調節の仕方を丁寧に教えてくださいます。
100%ウールで、職人の手を経て作られたベレー帽は、冬には暖かさを保ち、夏は暑さを防いでくれます。また、好きな形で被ることができるので使い勝手が良く、単なる「フランスの思い出」にとどまらず、毎日のコーディネートで活躍してくれるアイテムです。
こちらもフランスを象徴するアイテム、ボーダーカットソー。Paris est toujours Parisでは、およそ130年の歴史を持つ日本でも有名な名門ブランド、セントジェームス(Saint James)の商品を取り扱っています。
カウンターの前には、色とりどりのお土産たちが並びます。パリのお土産の定番中の定番、エッフェル塔のキーホルダーも袋入りで売っています。
スノードームも種類は様々。ちなみにスノードームが世間に広まったのは、1889年のパリ万博がきっかけだったのだそうです。小さなエッフェル塔に雪が降る様子はかわいくてロマンチックですよね。また、スノードームの後ろに見えるクリスマスツリーの飾りはハンドメイドのもの。
もはや説明不要、サンテグジュペリの星の王子様。ペンケース、ポーチ、マグカップ、手鏡、鉛筆、エコバック…と、さまざまな商品が見つかります。
オルゴールもパリ仕様。エッフェル塔や凱旋門、フランスの象徴である雄鶏などがモチーフに使われています。ぜんまいを巻いて、かわいらしいパリの音色を聞いてみてください。
葉書も種類がいろいろ。アンティーク風のデザインが素敵です。ご家族やお友達へ、パリからのお便りを出してみてはいかがでしょうか?
フランス製やハンドメイドのものを多く扱っているのがParis est toujours Parisの魅力。お土産選びに迷ったら、一度訪れてみてはいかがでしょうか?O'bon Parisのクーポンを使うと10%割引が適用になりますので、ぜひご活用くださいね。
また、モンマルトルの近くに新しくオープンした、フランス製ベレー帽に特化した店舗でもこちらのクーポンで10%割引になります。Abbesses駅近くの「au chat noir」と書かれた看板を目印に探してみてくださいね!こちらの新しいお店はベレー帽のみのお取り扱いですのでご注意ください。
文 : Rei Nishiyama
写真 : Jessy Cornu
PARIS EST TOUJOURS PARIS
住所 : 47 Passage Jouffroy, 75009 Paris
アクセス : Grands Boulevards駅 (メトロ8,9番線)
営業時間 : 月-日 10:00-19:00
AU CHAT NOIR
住所 : 7 Rue la Vieuville, 75018 Paris
アクセス : Metro line 12 Abbesses
営業時間 : 月-日 10:00-18:00