フランス、そしてパリへの旅は、美しい景色やおいしい食事を楽しむだけではありません。ショッピングも欠かせない体験のひとつです。パリはコスメ、ファッション、香水、ラグジュアリーアイテムの世界的な都。パリでのショッピングは“パリらしさ”を味わえるだけでなく、免税(Tax Refund) を活用することでお得に購入できるのも魅力です。さらに、大切な人へのギフト選びにも最適な機会になります。
本記事では、パリでのショッピングを満喫するために役立つ情報を厳選してご紹介します。おすすめのショッピングエリア、カテゴリー別に最適な購入スポット、見逃せない割引クーポン、そして免税や安全対策などの実用的なパリのヒントまで、まとめてご案内します。
パリの街には魅力的なブティックやショップが数多く点在していますが、その中でも特にお店が集まる人気エリアがあります。ここでは、ショッピングを楽しむのに最適なエリアをピックアップしてご紹介します。

パリで最も象徴的で多彩なショッピングエリアといえば、やはりマレ地区。
個性的なファッションブランドやヴィンテージショップ、職人によるハンドメイドジュエリー、アンティーク、アートギャラリーなど、感度の高いショップが並びます。
おしゃれでアートな雰囲気が漂うこのエリアでは、パリらしいショッピング体験が楽しめます。
マレ地区の詳しい紹介記事は こちら
アクセス:メトロ1号線 Saint-Paul駅、または1号線・11号線 Hôtel de Ville駅
作家エミール・ゾラが「パリの胃袋」と呼んだことでも知られるこのエリアは、かつてパリ最大の中央市場があった場所。
1970年代に再開発され、現在は多層構造の大型ショッピングモールとして生まれ変わりました。館内には人気ブランドの大型店からトレンド系ブティックまで揃い、お得なアイテムが見つかるスポットです。すぐ近くには、パリを代表するショッピングストリート「リヴォリ通り」と「モントルグイユ通り」もあります。
アクセス:メトロ1・4・7・11・14号線、またはRER A・B線 Châtelet–Les Halles駅

ハイブランドやラグジュアリーファッション、デザイナーズブランドをお探しなら、このエリアは外せません。
シャンゼリゼ通りから、モンテーニュ通り、ジョルジュ・サンク通り、フランソワ1世通りで形成される「黄金の三角地帯(トライアングル・ドール)」には、シャネル(Chanel) や ディオール(Dior) など、世界を代表する名門ブランドの旗艦店が並びます。
建築も美しく、パリのエレガンスを体感できる華やかなエリアです。
アクセス:メトロ9号線 Alma-Marceau駅、1号線・9号線 Franklin D. Roosevelt駅、1号線 George V駅、またはRER A線 Charles de Gaulle–Étoile駅

オペラ・ガルニエ周辺からサントノレ通り、ラ・ペ通り、そしてヴァンドーム広場にかけては、クラシックなデザイナーズブランドの旗艦店が軒を連ねる高級ショッピングエリアです。特にヴァンドーム広場周辺は、ロレックス(Rolex)、ウブロ(Hublot)、ブランパン(Blancpain)、ブシュロン(Boucheron)、パテック・フィリップ(Patek Philippe)、ブレゲ(Breguet) など、世界屈指の高級時計ブランドの本店や、ジュエリーの名門メゾンが集まっています。また、オペラ・ガルニエすぐそばには、フランスのラグジュアリーブランド Maty(マティ) の旗艦店もあり、高品質でありながら手に取りやすいジュエリーや時計を取り揃えています。

また、Maty(マティ) の店舗内には、エルメス(Hermès)、ロレックス(Rolex)、カルティエ(Cartier) などのヴィンテージアイテムや一点物が並ぶセカンドハンドコーナーも併設されています。
上質で希少なアイテムを探したい方にとって、見逃せないスポットです。
詳細は こちら をご覧ください。
アクセス:メトロ1号線 Concorde駅・Tuileries駅、7・14号線 Pyramides駅、または3・7・8号線 Opéra駅

ブルス周辺は、切手やコインなどのコレクションショップが集まるエリアとして知られています。また、アンティークショップも多く、クラシックな趣のある街並みが魅力です。
特におすすめなのが、パリらしい歴史的な屋根付き通路「パッサージュ(Passage)」の散策。中でも、ギャルリー・ヴィヴィエンヌ(Galerie Vivienne)、パッサージュ・ジュフロワ(Passage Jouffroy)、パッサージュ・デュ・グラン・セルフ(Passage du Grand Cerf) などは、書店や職人のアトリエ、高品質なブティックが並ぶ人気のスポットです。古き良きパリの雰囲気を感じながら、ゆったりとショッピングを楽しめます。
アクセス:メトロ3号線 Bourse駅
そして最後にご紹介するのが、オスマン大通り(Boulevard Haussmann)。ここにはパリを代表するデパートが立ち並び、まさにショッピング天国とも言えるエリアです。
詳細は次のセクションでご紹介します。
アクセス:メトロ3・9号線 Havre-Caumartin駅、3・7・8号線 Opéra駅、またはRER A線 Auber駅
パリの「グラン・マガザン(Grands Magasins)」は、世界で最も歴史あるデパートのひとつとして知られています。その始まりは1838年、オー・ボン・マルシェ(Au Bon Marché)という名の新しいスタイルのショップ。レースやリボン、シーツ、マットレス、ボタン、傘などの生活雑貨を販売しており、「夫のための読書室」や「子ども向けの娯楽スペース」を設けるなど、当時としては革新的なマーケティングを展開していました。

現在パリには、以下の5つの主要デパートがあります:
ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)、
ラ・サマリテーヌ(La Samaritaine)、
BHVマレ(Le BHV Marais)、
プランタン(Le Printemps)、
ル・ボン・マルシェ(Le Bon Marché)。
いずれも19世紀後半に誕生した老舗で、長い歴史と伝統を誇ります。中でもおすすめなのは、ヨーロッパ最大規模を誇るギャラリー・ラファイエット。その美しい建築と圧倒的な品揃えで、まさにパリを代表するショッピングスポットです。

ギャラリー・ラファイエットは、単なるデパートではありません。ステンドグラスのドーム天井「ドーム(Dôme)」や、パリの街を一望できる屋上テラスなど、建築そのものが芸術とも言えるほど美しく、訪れる価値のある歴史的建造物です。
ショッピングだけでなく、フランス料理教室など、文化体験型のアクティビティも開催されています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

広大な約70,000㎡の売り場には、3,500以上のブランドが並び、プレタポルテからオートクチュールまで、あらゆる予算・スタイルに対応。まさに“ショッピング天国”です。
建物は3つに分かれており、本館(ラ・クーポール)、メンズ館、メゾン&グルメ館があります。
本館のフロア構成は次の通り:
• 地下1階:ウェルネスセンター
• 1階:ビューティー・コスメ・アクセサリー
• 2〜4階:レディースファッション
• 5階:ランジェリー・アクセサリー
• 6階:子ども服・おもちゃ
• 7階:書籍・お土産
ギャラリー・ラファイエットでお買い物をする予定がある方は、O'bon Paris 限定クーポン特典もお見逃しなく!
住所・アクセス:40, Boulevard Haussmann, 75009 Paris
メトロ:7・9号線 Chaussée d’Antin–La Fayette駅 / 3・7・8号線 Opéra駅
RER:A線 Auber駅 / E線 Haussmann–St Lazare駅
営業時間:月〜土 10:00〜20:00 / 日・祝 11:00〜20:00

「アウトレット」とは、メーカーが過去のコレクション商品などを割引価格で直接販売する店舗のこと。中古品ではなく、正規品ながらもシーズンを過ぎたアイテムを大幅に安く購入できるのが魅力です。
最新コレクションにこだわらず、お得にハイブランドを手に入れたい方にはぴったりのショッピングスポットです。
パリ市内にはアウトレットはありませんが、郊外(パリ中心部から約1〜2時間圏内)にいくつかの人気アウトレットがあります。
中でもおすすめなのが、ラ・ヴァレ・ヴィラージュ(La Vallée Village)。
パリ中心部から約1時間、ディズニーランド・パリのすぐ近くに位置しています(アクセス方法はこちら)。
伝統的なフランス様式の建物が並び、まるで小さなヴィラージュ(村)を歩いているような雰囲気の中でショッピングを楽しめます。
ラグジュアリーブランドをはじめ、110を超えるショップが集まり、レストランやカフェも併設。1日中ゆったりと過ごせる場所です。

ラ・ヴァレ・ヴィラージュには、110を超えるショップが並び、数多くの高級ブランドや人気ファッションブランドが勢ぞろい。
なんと最大70%OFFという驚きの割引価格でお買い物を楽しめます。
さらに、O’bon Parisの特典クーポンを使えば、追加割引や無料スイーツのプレゼントも。
利用方法は簡単。リンク先からVIPパスをダウンロードし、到着後にウェルカムデスクで提示するだけで、割引カードと特典を受け取ることができます。
住所・アクセス:3 Cours de la Garonne, 77700 Serris
RER A線 Val d’Europe駅下車
営業時間
月〜金:10:00〜20:00
土・日:9:00〜20:00
フランスは言わずと知れたコスメティック大国。世界的に有名な美容ブランドの本拠地でもあり、そのためフランスで購入する化粧品は他の国よりもお得な価格で手に入ることが多いのが魅力です。また、肌タイプやニーズに合わせた幅広いラインナップが揃っているのも特徴です。

スキンケア・コスメ好きにとって、ここはまさにパリの聖地。リーズナブルな価格設定と観光客に優しいサービスで知られ、15%の免税に加えてO’bon Paris限定の10%割引クーポンも利用できます。
取り扱いブランドは、Bioderma(ビオデルマ)、Avène(アベンヌ)、La Roche-Posay(ラロッシュポゼ)、Nuxe(ニュクス)、Darphin(ダルファン)、Sisley(シスレー)などの定番ブランドのほか、海外ではまだ知られていないトレンドのパリ発ブランドも見つかります。
住所・アクセス:78 Rue Monge, 75005 Paris
メトロ7番線 Place Monge 駅
営業時間:月〜土:8:30〜20:00、一部日曜も営業(最新情報は公式ページで確認を)

香水・メイクを探すなら?
モンジュの向かいにある香水専門店 Burdin(バーディン) もおすすめ。多彩なブランドが揃いお買い物を楽しめます。

フランスはヴィンテージ好き・掘り出し物ハンターの楽園。パリには古着やアンティーク商品を扱うお店が数多くあり、運が良ければお宝のような一点ものに出会えることもあります。
古着屋はパリのどこにでもありますが、特にマレ地区には集中しています。高級ヴィンテージを扱うブティックもあれば、「Kilo Shop(キロショップ)」のように服の重さで価格が決まるカジュアルなスタイルのお店も人気です。

春から夏にかけて開催される屋外のフリーマーケットで、Brocanteはプロのアンティーク業者が出店、Vide-greniersは一般の人が自宅の品を販売するスタイルです。週末限定で行われることが多く、街歩き感覚で楽しめるパリらしい体験です。(おすすめのヴィンテージショップの記事はこちらから)

常設の蚤の市も必見!
中でも有名なのが、サン・トゥアン蚤の市(Marché aux Puces de Saint-Ouen)。世界最大規模を誇るマーケットで、1870年に誕生しました。
高価なアンティーク家具から小物まで幅広く揃っており、プロのディーラーが多いため、値段交渉(ネゴシエーション)が大切なポイントです。
アクセス:メトロ4番線 Porte de Clignancourt 駅、または13番線 Garibaldi 駅
営業時間:金曜:8:00〜12:00、土曜・日曜・月曜:10:00〜18:00

パリ14区の南部にあるヴァンヴの蚤の市(Puces de Vanves)も人気のマーケットです。約300の屋台が並び、よりアットホームで掘り出し物感のある雰囲気が魅力。
ここでは、ヴィンテージの食器、古い写真、コレクターズアイテム、そしてレトロな洋服やアクセサリーなどが並びます。サン・トゥアンのような大規模マーケットよりも、気軽に散歩感覚で楽しめるローカルな市場として地元の人にも愛されています。
アクセス:トラム3番線 Didot 駅、またはメトロ13番線 Porte de Vanves 駅
営業時間:土曜・日曜・月曜:7:00〜14:00
パリでお土産を探すのは簡単。観光地周辺には、小さなエッフェル塔やベレー帽、パリのロゴ入りトートバッグなど、同じような商品を扱うお店が数えきれないほどあります。
ただし、その多くは実はフランス国外で生産されたもの。せっかくフランスを訪れたなら、「Made in France(フランス製)」のお土産を選ぶのがおすすめです。

こちらは、フランス製商品だけを取り扱う数少ない専門店のひとつ。美しいパッサージュ「Passage Jouffroy(パッサージュ・ジュフロワ)」内にあり、
フランス製のエッフェル塔グッズや陶器、洋服、傘など、種類豊富なアイテムが並びます。お土産選びに迷ったときにぴったりのお店です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
住所・アクセス47 Passage Jouffroy, 75009 Paris
メトロ8番線 Grands Boulevards 駅
営業時間:毎日 11:00〜19:00
O’bon Parisの10%割引クーポンはこちらからダウンロードできます。

フランスの象徴とも言えるベレー帽ですが、パリで安く売られているものの多くは実は外国製。ピレネー山脈近くで唯一フランス国内生産を続ける老舗ブランドが「Laulhère(ロレール)」です。シルエットの美しさと素材の上質さは別格。O’bon Paris限定の10%割引クーポンも利用できます。
住所・アクセス:7 Rue la Vieuville, 75018 Paris
メトロ12番線 Abbesses 駅
営業時間:毎日 11:00〜19:00
-33.jpg)
フランス旅行のお土産に、ドゥボーヴ・エ・ガレ(Debauve & Gallais)のチョコレートを持ち帰ってみませんか?
それはまさに、フランスの伝統と上質さを詰め込んだ逸品です。
創業者のスルピス・ドゥボーヴ(Sulpice Debauve)は、かつてマリー・アントワネット王妃とルイ16世の公式ショコラティエを務めた人物。ブランドの歴史と格式の高さは、まさにフランス菓子界の象徴です。
-46.jpg)
看板商品の「ピストール」から、繊細に仕上げられたプラリネまで、一口ごとにフランス菓子のエレガンスと洗練が感じられます。贈り物としてはもちろん、自分へのご褒美にもぴったり。
フランスらしいラグジュアリーな味わいをお楽しみください。
住所:30 Rue des Saints-Pères, 75007 Paris
アクセス:メトロ4番線 Saint-Germain-des-Prés 駅
営業時間:月〜金 9:30〜19:00/土曜 10:30〜19:00/日曜定休
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ここでは、パリでのお買い物を最大限に楽しむために知っておきたい情報をまとめました。お得な割引クーポンや免税手続きの方法、セール(ソルド)期間、さらに安全対策や返品・交換のルール、営業時間・祝日情報まで、旅行前にチェックしておくと安心です。
O’bon Parisは、パリ市内の多くの店舗と提携し、お得にお買い物ができる割引クーポンを提供しています。
すべてのクーポン一覧は、こちらから確認できます。
クーポンの使い方はとても簡単!
1. クーポンページから希望の店舗のクーポンをダウンロードします。
2. 登録したメールアドレス宛に、QRコード付きのクーポンが届きます。
(届かない場合は、迷惑メールフォルダも確認してください。)
3. 支払い前にスタッフへ提示するだけで、割引が適用されます。
一部のブランドや、すでにセール価格の商品には適用されない場合があります。
利用条件を事前に確認しておきましょう。
特典例
• ギャラリー・ラファイエット:クーポンページに記載されたバーコードを提示するだけで特典を受けられます。
• ラ・ヴァレ・ヴィラージュ:専用クーポンをページのリンクからダウンロードし、現地の「ウェルカムデスク」で提示すると、割引券+無料スイーツ特典がもらえます。
クーポンはこちらからご覧いただけます。
免税(Tax Refund)は、フランスでお得に買い物をする絶好のチャンスですが、手続きが少し複雑に感じる方も多いかもしれません。ここでは、免税を受けるために必要な条件と手続きの流れを分かりやすくまとめました。

【免税を受けられる条件】
以下のすべてを満たしている場合、購入時に支払った消費税(VAT)の払い戻しが可能です。
• 購入時点で、居住地がEU(欧州連合)圏外にあること
• 16歳以上であること
• フランス滞在が6か月未満であること
• 同じ店舗で、同じ日に税込100ユーロ以上購入していること
購入時にお店で「Tax Refund(免税書類)」を発行してもらいましょう。
この書類には、店舗の署名と購入者の署名が必要です。
また、この際にパスポートの提示が求められますので、忘れずに持参しましょう。
【出国時の手続き】
EU圏をフランスから出国する際は、空港などにある青い「PABLO」端末で免税書類をスキャンして電子スタンプを取得します。
この操作で免税手続きは完了です(日本語表示も選択可能)。
手動で行う場合は、税関職員に書類へスタンプを押してもらう方法もあります。
その際、購入品の確認を求められることがあるため、機内持ち込み手荷物に入れておくのがおすすめです。
手続き後は、書類を免税カウンター付近の投函箱に入れましょう。
払い戻しは、購入時に使用したクレジットカードに対して、約30〜90日以内に返金されます。
【鉄道・他国出国の場合】
• フランスから列車で出国する場合は、列車内または国境駅で税関スタンプをもらう必要があります。
• 他のEU加盟国から出国する場合は、その国の税関でスタンプを受け、帰国後に店舗または免税会社へ書類を送付します。
【即時免税(Immediate Tax Refund)について】
一部の店舗では「即時免税」制度を導入しています。
クレジットカードで支払う際に、税抜価格で決済が行われるため、その場で割安になります。
ただし、出国時にPABLO端末でのスキャンが必須です。
スキャンを忘れた場合、免税額が後日カードから再請求されることがあるので注意しましょう。
免税書類の処理は、Planet(プラネット)やGlobal Blue(グローバルブルー)といった免税会社が行っています。
フランスでは「セール(les soldes)」は法律で厳しく規制された特別な販売期間です。普段のプロモーションや割引とは異なり、この期間中のみ、お店が在庫処分のために赤字販売をすることが許可されています。そのため、驚くほどお得な価格で買い物ができるのです。
.
セールの時期
• 冬のセール(Soldes d’hiver):毎年 1月第2水曜日 にスタート
• 夏のセール(Soldes d’été):毎年 6月最終水曜日 にスタート
どちらも約4週間続き、期間が進むにつれて割引率がどんどんアップしていきます。
人気商品は早めに売り切れるため、初日に行くのがおすすめです。
注意点
セール期間中に購入した商品は、原則として返品・交換ができない場合があります。サイズやカラーなどをしっかり確認してから購入しましょう。
ワンポイントアドバイス
セール中のパリは多くの人で賑わいます。特にデパートの初日は大混雑するため、オープン直後の時間帯に行くと、ゆっくり買い物が楽しめます。

パリは、他の大都市と比べても比較的安全な都市といわれています。ただし、観光客を狙ったスリや置き引きが発生することがあるため、注意が必要です。
特に注意が必要な場所
スリが多いのは、以下のような観光客が集まるエリアです。
• 空港
• 有名な美術館や観光名所(ルーヴル美術館、エッフェル塔など)
• 大型ショッピングモールやデパート
• 地下鉄やRERなどの公共交通機関
買い物中の安全ポイント
• バッグや購入品を絶対に床に置かないこと。
• バッグはしっかり閉じて、体の前で持つようにする。
• 財布には必要最低限の現金のみを入れる。
• 支払い時に現金を人前で見せないようにする。
• スマホを使うときも周囲に注意し、手に持ったまま歩かない。
緊急時の連絡先
• 警察(Police):17
• ヨーロッパ共通緊急番号:112
しっかりと警戒をしていれば、パリ滞在中に危険な目に遭うことはほとんどありません。
「用心しつつ楽しむ」
それがパリで安心して過ごすコツです。
買い物をした際は、お店を出る前に必ずレジで購入品がすべて袋に入っているかを確認しましょう。その場で気づかないと、あとから「入っていなかった」と証明するのは非常に難しくなります。

フランスの消費者法による返品ルール
フランスでは、消費者保護法により、購入から7日以内であれば返品が可能です。
ただし、以下のような商品は対象外です:
• 生鮮食品などの消耗・腐敗しやすい商品
• CD・DVD・ソフトウェアなどのデジタル製品
• 雑誌や新聞などの出版物
返品の際は、
• 購入時のレシート(Facture)
• 元のパッケージや値札がついた状態
が必要となるので、すぐに捨てないように注意しましょう。
保証付き商品(Commercial Guarantee)
電化製品などの一部商品には、販売店やメーカー独自の保証制度があります。
この保証により、
• 返金(Remboursement)
• 修理(Réparation)
• 交換(Remplacement)
といった対応を受けられる場合があります。
保証の期間や条件はブランドや店舗によって異なるため、購入時にスタッフへ確認しておくのがおすすめです。
フランスのお店の一般的な営業時間は、月曜〜土曜の9:00〜19:00です。大型デパートやショッピングモールは昼休みを取らずに通し営業しており、店舗によっては20時頃まで営業しているところもあります。
一方で、地方の小規模な個人店などは、昼の2〜3時間ほど休憩(シエスタ)を取ることがあります。

日曜日の営業について
フランスでは日曜日は「休息の日」とされており、多くのお店は営業が法律で禁止されています。ただし、パリ市内の主要デパートや観光エリアのモールなどは例外的に営業している場合があります。
祝日の注意点
フランスは祝日が多い国として知られています。そのため、旅行中にショッピングを予定している方は、事前に営業日をチェックしておくのがおすすめです。
ほとんどの店舗が休業する日:
• 1月1日(元日)
• 5月1日(メーデー)
• 7月14日(フランス革命記念日)
• 12月25日(クリスマス)
多くの店舗が休業することがある日:
• 復活祭(4月頃)
• 5月8日(第二次大戦終戦記念日)
• 聖霊降臨祭の翌月曜(6月上旬)
• 8月15日(聖母被昇天祭)
• 11月1日(諸聖人の日)
• 11月11日(第一次大戦休戦記念日)
また、年末年始や夏のバカンス期間は、
家族経営の小さなお店やローカルショップが長期休業する場合もあります。
ポイント:インターネット上の営業時間は必ずしも最新とは限りません。訪問前に公式サイトやGoogleマップで最新情報を確認しておくと安心です。

たくさん歩いてショッピングを楽しんだあとは、そろそろお腹も空いてくるはず。パリでは、買い物エリアのすぐ近くに気軽に立ち寄れるおいしいお店がたくさんあります。
デパート内には、人気の「EL&N café Paris」や、地中海風料理が楽しめる「MamaSens」など、
おしゃれで多彩なレストランが揃っています。買い物の途中に軽く休憩するのにもぴったりです。
近くの「リュ・ムフタール通り(Rue Mouffetard)」は、
地元の人にも愛される老舗ビストロやクレープ屋さんが並ぶ人気のグルメストリート。
手頃な価格で本格的なフレンチが楽しめます。
また、Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く(Emily in Paris)』の撮影地としても知られる
「Restaurant Terra Nera」もすぐ近くにあります。ファンの方はぜひ立ち寄ってみてください。

アウトレットでのショッピング中も安心。しっかり食べたい方はフレンチレストラン「Menu Palais」へ、手軽に済ませたい方には「Prêt à Manger」などの軽食店もおすすめです。
お得なレストランクーポンはこちらのページからチェックできます。
さらに、観光や体験系のアクティビティ特典情報もあわせてご覧ください。
著者・撮影: O'bon Paris team